2006年1月8日日曜日

入場無料のムエタイ競技場

 が、バンコクの真ん中にあることは意外と知られていません。一部の情報ノートなどでは紹介されているところもあるようですが改めて紹介します。
 場所は、ウィークエンドマーケットのあるモーチット。そこは、テレビ局のスタジオなのです。その正体はタイ最大の民放「チャンネル7」毎週日曜日の午後に放送されるムエタイ中継でして、局内のスタジオで試合をして、その模様が公開生放送されているのです。
 ラチャダムヌンやルンピニといった2大競技場であれば、通常自由席で400Bt.(しかも外国人価格)の入場料がかかるところ、この興行はなんと入場無料。しかも、ラチャダムヌンの選手とルンピニの選手による交流戦といった2大競技場では考えられないカードが組まれたりするなど、初心者はもちろん、かなりの通でも楽しめる興行が、1回に6試合組まれます。


《行き方》
 鉄道を使うなら、BTSモーチット駅か、MRTチャトゥチャックパーク駅で降ります。
 カオサン周辺からバスで行くなら、[3][44][59][503][509]でモーチット駅前下車。
 モーチット駅に着いたら、歩道橋を渡ってウィークエンドマーケットと反対側の車線に出ます。そこからTMB銀行本店営業部の超高層ビルを目標にしながら北へ500m程歩くと、右へ入るソイ(パホンヨーティン18/1)がありますので、ここを入ります。この交差点にはBTS本社のビルがあるので、すぐにわかります。
 ソイを入ったら、突き当たりを右に行きます。しばらく歩くと、新聞社の前を経て、左側にアユタヤ銀行の黄色いCD機が見えてきます。ここがチャンネル7の正面玄関になるので、入っていきます。入ったら右へ向かい、局舎の壁に沿って奥へ歩くと左側が開けます。曲がって一番奥が、スタジオの入口です。
 入口で手荷物検査とボディチェックがあります。飲食物、危険物の持ち込みは禁止です。また、場内は禁煙(違反者には罰金2,000Bt.)です。

《試合開始時間》
 通常は午後1時45分前後に放送が始まり、第1試合が開始されます。ただし、番組の都合で時間が変更になることがあります。また、日曜日が祝日と重なる場合には前後の日にずらされることもありますので、注意が必要です。
 事前にチャンネル7の公式ホームページをチェックするか、英字新聞(バンコクポスト・ネーション)のテレビ欄、在留の方であればチャンネル7の番組内で流れるスポットCMにも注目すべきです。

http://www.ch7.com/sport_live.php (タイ語のみ)

《ルール》
 3分5ラウンド、インターバルは2分など、基本的には国際ルールを踏襲します。10カウントKOやレフェリーストップなどもあります。
 ただし、偶然のパッティングで試合続行が不可能になった場合は、負傷した選手のTKO負けとなります。
 第1試合〜第4試合の間にKOがあり、第5試合まで放送時間に入る場合は、第5試合に限って3ラウンドで打ち切られて判定決着することもあります。