2006年6月1日木曜日

長期パッカーが背負う「カード停止」のリスク

最近は、旅行資金を現金やTCではなく、海外での引き出しが可能な銀行キャッシュカードで持ち出す人が多くなっています。しかし、特に長期間海外に出る バックパッカーや駐在員さんは、海外に出ている途中でカードでの引き出しを止められる可能性があるというリスクを背負わないといけません。

新生銀行(東京都千代田区、東証1部上場)では、普通預金「パワーフレックス」の顧客全員にインターナショナルキャッシュカードを無料で提供していますが、通帳ではなく「新生お取引レポート」という文書が毎月、日本国内の登録住所に郵送される仕組みになっています。万が一、お取引レポートが不着になると、銀行側に戻ってきた日からキャッシュカードでの預金引き出しがストップとなってしまいます。

これを解消するには、最寄のフィナンシャルセンター(支店)で住所変更の手続きをする必要があります。海外に出ている途中でストップに気づいた場合は、 新生パワーコール(テレフォンバンキング。電話番号はキャッシュカード裏面に書いてあります)に連絡して事情を説明すれば1度だけは復活しますが、翌月以降に再び不着があると、支店での住所変更が必要なので一度帰国しなければ復活できないという最悪の結果になります

季節労働や寮住まいなどで家を引き払っている方や、実家から独立した後連絡を長期間取られていない方、日本のご自宅を又貸ししているいわゆる「転勤大家」の駐在員さんなど、あなたにも思い当たる節はあるはずです。住所管理にはくれぐれも、気をつけてください。