2006年10月2日月曜日

ロングステイビザに書き換えてみた

(この項、ガダルカナル・関所さん/神奈川県 からの投稿です)
 10月からのビザなし渡航規制強化を前に、「団塊第一世代」の私はタイへ継続的に来る権利を確保しようと、長期ビザの獲得を目指すことにしました。ノンイミグラントO「リタイヤメント」資格がそれ。保有資産または年収が80万Bt.相当以上あることを証明できれば、有効期間1年のビザ発給を受け、かつ1年ごとに生涯、延長することができるのです。

《残高証明書がちょっと大変》
 総資産80万Bt.以上というのは、タイ国に本拠を置く銀行に預けていないといけないのです。私の場合は、バンコク銀行東京支店(東京・新橋)で定期預金を作ってきました。しかし、ちょっと失敗したかな、という気もします。
 バンコク銀行のタイ国内店所で定期預金を作れば、ロングステイビザ申請に必要な残高証明書は原則即日発行され、手数料も100Bt.で済みます。ところが、海外店所に作った預金の残高証明は大変でした。本店営業部(シーロム)以外では受け付けてもらえず、しかも手数料が10倍の1,000Bt.かかってしまうのです。それに、受け取りの手間を考えたら…

《健康診断書は省略された》
 本来であれば、タイ国内で発行された健康診断書が必要です。しかし、私の場合は省略されてしまいました。

《移民庁での申請》
 有効な入国記録のあるパスポート、写真2枚、銀行の残高証明書、(本来なら)健康診断書を持って、サトーン区スアンプルー通りの移民庁本庁で在留資格変更の申請をします。手数料が2,000Bt.かかるので、バーツ建て現金で支払います。原則として書類さえ揃っていれば、リタイヤメント資格への書き換えは即日で処理されます。
 また、在留許可は最新の出入国日を基準にして当初90日間に延長されます。以降90日ごとに任意の国境で出入国するか、延長申請(1,900Bt.)をして90日間の在留許可を得ます。

 そのままでは1年間の有効期間中に1回の出入国(シングルエントリー)しかできないので、予想される出国回数を考えてリエントリーパーミット(再入国許可)を取得します。これが、シングル1,000Bt.、マルチなら3,800Bt.かかります。

 リタイヤメント資格で滞在している在留者は、90日ごとに移民庁に住所地の届けをしないといけないことになっています。怠ると罰金の制度もあるので、忘れないようにしてください。