2006年11月9日木曜日

スンガイコロクからマレーシアへ

 鉄道を使うことができる、マレー半島東海岸縦断のゴールデンルート。 改めて攻略のテクニックを紹介します。

《バンコク~スンガイコロクを直行する》
 列車が1日2本(RAP171:13:00発、EXP37:15:15発)。この他、ヤラーで乗り換えることもできます(前記事「スンガイコロクへもう1本の列車」参照)
 特急バス[9917]はスーパーVIP、1等、2等が1日各1本ずつ、南バスターミナル(サーイタイ)から発車します。


バンコク発
スンガイコロク着
運賃
スーパー
VIP
17:00
8:30
1,365Bt.
1等
18:00
9:30
880Bt.
2等
21:00
15:30
706Bt.


スンガイコロク発
バンコク着
運賃
2等
8:30
4:30
706Bt.
スーパー
VIP

12:00
5:10
1,365Bt.
1等
13:00
5:30
880Bt.

《ハジャイ~ヤラー~スンガイコロク》
 列車で行くことができます。外国人向けの英語時刻表に掲載されている以外に、以下のローカル列車があります。


ハジャイ
ヤラー
スンガイコロク
RAP175
6:30
8:04
9:50
LOC463
7:44
9:59
12:08
LOC451
10:15
12:32
14:45
LOC447
12:05
14:13
16:52



スンガイコロク
ヤラー
ハジャイ
LOC448
6:30
8:59
11:00
LOC452
8:55
11:22
13:43
LOC464
12:20
14:30
16:53
RAP176
14:45
16:28
18:00

 LOC(バンコクに乗り入れない普通列車)はオール3等で、ヤラーから22Bt.、ハジャイからですと48Bt.で終点スンガイコロクまでたどり着くことができます。

 急行ミニバン[714]は、ハジャイから4時間、180Bt.。ヤラーからは[457](パッタニ市発)を利用することもできるので本数が増えます。所要1時間半、120Bt.。乗り場はハジャイが時計塔前、ヤラーは国鉄駅前です。

《スンガイコロク駅を降りたら》
 駅前のコンビニ「108SHOP」で両替ができます。タイから向かう場合は少なくともコタバル市にたどり着くまでのバス代とジュース代程度、10RMは両替しておくこと
 ATMカードを使う人は、近くのサイアムコマーシャル銀行スンガイコロク支店にATMがありますが、下りてくるのはバーツ現金ですので、RM現金に両替しないとマレーシア入国後困ることになります。必要最低限だけ下ろして、後はコタバル到着後にMaybankCIMB銀行で下ろすようにしましょう。

 駅前からまっすぐ歩いて10分でボーダーに到着。この間にソンテウが止まっていますがこれはタクバイ市経由タバ港行きです(前記事「タクバイからマレーシアへ」参照)ので、スンガイコロクのボーダーを通過しようというのなら乗らないように。荷物が多いから楽しようなんて言ってると泣きを見ます。


 タイ側ボーダーでは「DEPARTURE」(出国)と「ARRIVAL」(入国)にカウンターが分かれていますので、自分の進んできた方向のカウンターにパスポートを提出します。出国が完了したら、コロク川にかかる橋を渡ってマレーシア側の審査場に行き、入国審査をします。マレーシア側では、ビザなしで90日の在留許可が下りてくるのが普通です。2008年1月からは出入国カードも廃止されており(後記事「ADカードなしでマレーシア入国」参照)、素早く入国審査を終えられるはずです。

《いざコタバル市内へ》
 マレーシア側ボーダーを出たら、公共バス[29](コタバル市内線ターミナル行き)でコタバル市まで一直線です。日中30~60分間隔、所要40~50分、片道RM3.90(40Bt.)です。ただし、バーツでの支払いはできません。運賃にあたるRM4分だけは絶対にRM現金で確保しておいてください。
 バスの側面には公共バスを意味する「TRANSNASIONAL」の文字がでかでかと書かれていますので、すぐにわかります。終点のコタバル市内線ターミナルに着いたら、すぐ裏手の通り(HSBCの支店があります)にゲストハウスが3軒ありますので、そこに泊まれば良いでしょう(前記事「無線LANのできるドミ@コタバル」 後記事「KBバックパッカーズロッジに宿泊する」参照)