2007年1月19日金曜日

ドンムアン空港、国内線専用で復活

 AOT(タイ空港公社)は、昨年9月28日のスワンナプンマハナコン国際空港開港で事実上廃止されていたドンムアン空港を国内線専用で復活させる方針を固めました。3月25日から国内線の一部便がドンムアンに戻ります。

 タイ国際航空(TG)は、B734とATR72型機で運航している国内線の大部分をドンムアンに戻す意向です。ただし、国際線と機材を共通運用しているプーケット線とチェンマイ線、国際線への乗り継ぎが比較的多いクラビ線とチェンライ線についてはスワンナプン空港に残します
 TGの格安子会社「ノックエア」(DD)は、すべての便をドンムアンに移す予定。この中にはTGとコードシェアしている便もありますので、ドンムアンからチェンマイやプーケットなどへは、TG便名で飛ぶことも可能です。
 One-Two-Go(OG)とPBAir(9Q)も、全便ドンムアンに移る意向を表明しました。

 これに対し、すべての国内線と国際線で機材の共通運用をしているタイエアアジア(FD)とバンコクエアウェイズ(PG)は、早々にスワンナプン残留を決定。両空港に拠点を置くことで機材や人員の無駄遣いになるといい、AOTが近距離国際線の運航を認めない限り、ドンムアンには移らないとしています。

 実現しますと、スワンナプン空港に到着した国際線から国内線への乗り継ぎ客の大半が、公共バス[554]でドンムアン空港に移動しなければならなくなります。

(2月7日追加)
 その後、スワンナプン空港で多数の欠陥が発見されたとして、運輸省はドンムアンをスワンナプンと併用の国際空港として全面再開する方針を決定しました。これにより、タイエアアジアがドンムアンに移動する可能性が高まりました。

(2月21日追加)
 開港日が3月25日に確定したため、修正しました。