2007年3月17日土曜日

りそな銀行、外貨両替をトラベレックスに移管

 都市銀行4位のりそな銀行(大阪市、全国銀行協会加盟)と、グループの埼玉りそな銀行(さいたま市)は3月30日限りで、支店窓口での外貨両替サービスを原則廃止することになりました。外貨両替の国際的チェーン「Travelex」(本部:ロンドン)の日本法人「トラベレックス・ジャパン」(東京都港区)と業務提携し、外貨両替を同社のサービスに移管するためです。

 3月30日に開業する「東京ミッドランド支店」(東京都港区)にTravelex店所が併設オープン。その後、名古屋駅前支店(名古屋市中村区)、渋谷支店(東京都渋谷区)、新橋支店(東京都港区)、札幌支店(札幌市)と、りそな銀行、埼玉りそなの主要な支店にTravelex店所が順次併設されていきます。
 また、りそな銀行直営の外貨両替窓口は秋葉原駅前(東京都千代田区、ヨドバシカメラ秋葉原店1階)と成田国際空港(第2ターミナル1階と3階)、関西国際空港(ターミナルビル1階)に限り存続されます。

 Travelex店所が併設されていないりそな銀行、埼玉りそなの支店窓口では両替そのものができなくなるため、全国のTravelex店所でりそなキャッシュカードを提示した場合に、為替手数料を割り引くサービスを行います。さらに、りそなコミュニケーションダイヤル(テレホンバンキング)でTravelex経由の外貨両替を注文し、配達を受けることもできるようになります。そして、従来はドルしか支店に常備していなかった外貨両替が、Travelexの扱う28通貨単位にまで拡大され、他行ではまず扱えないエジプトポンドやレアル(ブラジル)、フィジードル、パシフィックフラン(タヒチ)といった超マイナー通貨の両替ができるようになります。

(画像:りそな銀行渋谷支店にて撮影)