2007年9月1日土曜日

2008年6月、紙の航空券が消える

 国際航空運送協会(IATA)は、加盟航空会社に対して2008年6月1日付で航空券をeチケット(電子発券)に完全移行するよう、正式に指示しました。当初は2008年末までの移行完了を目指していましたが、半年繰り上げられました。

 バンコクでは、まだ多くの会社で紙の航空券が残っています。ANA(NH)は日本国内線への乗り継ぎを通しで発券する場合はeチケットが使えません。エアインディアは10月で廃止が決定している東京線をeチケット移行の対象外にしています。
 ベトナム航空も、6月までは紙の航空券でしたが、8月発券の大阪行き往復はeチケットに切り替えられていました。バンコクエアウェイズは2008年春からeチケットに順次切り替える意向を表明していますが、現在はまだ紙での発券。

 IATA非加盟の会社は今回の指示に拘束されませんが、それらの会社でもeチケットに移行したりあるいはインターネットでの決済に限られる格安航空会社は多く、いまだに紙の航空券だけを出しているのはドゥルクエア(ロイヤルブータン、KB)やネパール航空(RA)など一部に限られています。

 ビーマンバングラデシュ(BG)のように、紙の航空券の控え片が特典航空券発券に必要なところでは、eチケット領収書と搭乗券を提出することになるのでしょうか?