2007年10月22日月曜日

スクンビットプラザ、テナントの撤退相次ぐ

 BTSアソーク駅に近い、スクンビット通り沿いにある韓国系商店の集まった一角が「スクンビットプラザ」。ここで、今年に入ってからテナントの閉店が相次いでいます。その裏には、韓国人にも忍び寄るビザのリスクがありました。

 韓国国籍者は、タイと相互免除協定を結んでいる関係でビザなしで90日の在留ができ、しかもビザなし6ヶ月90日ルールの対象になりません(移民法では「V.V.90」といいます)。その関係で正規観光ビザを取ることはできませんが、必要であればノンイミグラント(長期)ビザを無料で受けることもできます(前記事「在ジョージタウンタイ領事館、ビザ料金を改定」参照)
 しかし、ノンイミグラントBビザを無料で受けたからといって、自分の会社で赤字を出していいという訳ではありません。赤字決算になれば、ビザとワークパーミット両方取り消しの危機がすぐそこまで迫ります(前記事「ビザが取り消されるのはどんな時?」参照)。一度出国して再取得すれば、回避はできますがいちいち書類を揃えたり、出国の航空券、そして現地での滞在日数と面倒臭い。
 それに、日本人と違って、韓国人の個人起業家はせっかちなところがあります。1年目から利益を上げられなければあっさり撤退する人が多いのです。
 だからと言って、V.V.90で在留していたのではいつ、どこで不法就労容疑をかけられてもおかしくありません。それだったら、今のうちに撤退して帰国するのが一番早いという訳です。

 相次ぐ撤退で家賃収入の減ったオーナー側は、客用エスカレータを終日止める措置に出ました。3階にあるジャックスゴルフ本社まで、ちょっときつい階段と化したエスカレータを上がっていかないといけません。これでは、残った店の客も減って悪循環になります。
 日本式焼肉だけでなく、たまには韓国式の焼肉もいかがですか?