2008年5月5日月曜日

メコン川がすぐそこに!ノンカイからタボーへ

 董事長ふくちゃんは、ウドンタニとノンカイの県境に住む元カオサン沈没組の同胞を訪ねるため、ノンカイ市からバスとソンテウを乗り継いでいきました。

 ノンカイの特急ターミナル、一番奥に止まっている黄色の急行バス。車体に[4326]という数字が書いてあります。メコン川に沿って西へ向かう、タボーという町まで、約30kmの旅です。
 バスは、特急ターミナルからバイパスへ出ますが、すぐに市内へとハンドルを切ります。このバスはノンカイ市内線としても使えるようです。事実、特急ターミナルから乗って、市内のはずれで降りた地元の女性がいました。ノンカイの中央市場前には、申し訳程度のバス停が設けられています。

 市街地からちょっと外れたところに、国鉄ノンカイ駅跡地が見えてきます。ラオスへの延長に備えて、現在の場所に移転する前は、ここが終点だったのです。現在駅完成後も1日に1回だけ、コラート始発の普通列車(前記事「意外に接続のいいタイ国鉄北東線」参照)が発着していたのですが、それもなくなってしまい、完全な廃駅となってしまいました。
 ラオスへつながる泰寮第1友好橋の下を通り、西へと車は進みます。ノンカイ市街地から15kmも離れると、進行方向向かって右側にメコン川が見えてきます。ノンカイ市街地では交易の船も見られるのが、ここではそれもなく、ラオス側が未開発ということもあって、大自然の中を雄大に流れていくのです。メコン川の流れを右に見つつ、車は飛ばしていきます。

 約1時間強で、終点のタボー市に到着。ノンカイから28Bt.。中央市場と目と鼻の先のホテル前で、車はエンジンを止めます。タボー市から先のシーチェンマイ市や、ルーイ県方面へは、徒歩3分のところにある停留所から急行バスかソンテウが待っています。同胞の住むハイソック村(ウドンタニ県バンプー郡)へは、始発のバンプー行きソンテウに乗り換え。バンコク直通の特急バスからも隔絶された僻地への旅は、これからが本番です。