「バリュー悟空」より「スーパーエコ割」の方が絶対有利

　日本航空インターナショナル（JL）は、日本国内とバンコク、シンガポールを結ぶ５路線に最も安いペックス（正規割引）運賃「バリュー悟空14」を設定し、8日から発売を開始しました。
　しかし、これはＡＮＡ（NH）が４月から発売している「スーパーエコ割」の意外な好評を受けて急遽追加した商品で、条件もスーパーエコ割より厳しく、結局のところ、お盆前後に１週間くらいの休みしか取れないビジネスマンか、片道を捨てる覚悟のあるバックパッカーでなければ、スーパーエコ割を買ったほうがお得になります。

《２週間前に予約確定》
　スーパーエコ割では、到着した週の土曜日を現地滞在とすればOKで、出発前日の夜でも空席さえあれば予約・購入ができます。しかし、バリュー悟空は土曜日の現地滞在を外す代わりに、14日前までに予約を確定して購入しないといけません。「前売り悟空14」と同じでは、スケジュールの自由度は落ちます。

《14日FIXって何なの？》
　スーパーエコ割は「エコ割14」と同じ１ヶ月FIXでの利用が可能なのに対し、バリュー悟空は14日FIX。即ち、往路（日本）出発後14日以内に復路搭乗して行程を完結しないといけません。駐在員のご家族でも、子供さんの夏休みに合わせてお父さんのいるタイへという旅行ならば、２週間では足りないでしょう。そんな旅程では最大１ヶ月使えるスーパーエコ割でなければなりません。

https://www.supportasia.com/2008/07/blog-post_09.html「バリュー悟空」より「スーパーエコ割」の方が絶対有利