2008年11月2日日曜日

低所得タイ人の治療を担う「中華贈医所」

 バンコク・プラッププラチャイの華僑報徳善堂本部(前記事「メイドさんに夏のボーナスを」参照)の裏、目立たないところにある小さな診療所。「中華贈医所」と看板がありました。「贈医」とは、華僑の専門用語で医療行為を無料で提供することを言います。そう、ここはタイ人低所得層のために無料で診療を続ける貴重な施設なのです。

 日曜・祝日を除く毎日、午前9時から11時30分まで。午後は1時から3時30分まで診療に応じています。タイ人はIDカードを提示すれば、内科、外科などの基礎的な診療が無料で受けられます。必要なときは、受付にある「楽捐箱」にお賽銭と同様の方法で寄付をします。高所得の華僑は、楽捐箱とは別に巨額の寄付をすることが多く、これらは華僑報徳善堂本部が窓口になります。

 ジュライホテル華やかりし頃には、日本人の出入りもあったそうですが、現在でも日本人が診療を受けられるかは不明。それでも、ゲストハウスのスタッフに何かのことがあったら、紹介してあげてください。

8/5 Yishipson Karakadakom 4 Road
Pom Prap Sattru Phai
BANGKOK 10100