2008年11月21日金曜日

いすゞ、国内期間工全員解雇

 いすゞ自動車(東京都品川区、東証1部上場)は、日本国内の2つの工場に勤務する非正規従業員、1,400人全員を年内いっぱいで契約解除にする意向を固めたと、日本経済新聞が報じました。

 いすゞは日本では中・大型トラックとバスに専念しており、藤沢工場(神奈川県藤沢市)で大型トラック「ギガマックス」と中型トラック「フォワード」、それに2トンキャブオーバートラック「エルフ」を、また子会社のジェイバス宇都宮事業所(栃木県河内町)で大型公共バス「エルガVP」を組み立てています。早朝から深夜まで稼動する2交代制を実現するため、「期間従業員」と呼ばれる短期契約の社員と派遣社員、合わせて1,400人を使ってきましたが、商用車は世界経済の落ち込みがすぐに反映する分野のため、生産を減らすには日勤(常昼)稼動に切り替え、そうなれば正社員のみで対応できるとの結論に達しました。
 トヨタ自動車は期間満了を持って退職させる意向ですが(前記事「トヨタ期間工縮小!仲間たちよ旅に出ろ」参照)、いすゞの場合、半数以上の期間工が契約を期間途中で解除されてしまいます。そうなれば年明け以降、長期間の旅に復帰できるバックパッカーは絶対いるはず。董事長ふくちゃんがバンコクで、常務董事松本健司はノンカイで、あなたの出発を待っています。