2008年12月2日火曜日

PAD完勝!!首相失職でスワンナプン再開へ

 憲法裁判所は2日午後、ソムチャイ・ウォンサワット首相率いる下院議会第1党「パラン・プラチャチョン(PPP)」に対し、幹部の選挙違反が党ぐるみであったと判断して解散を命じる判決を下しました。これにより、昨年の選挙の時点でPPP幹部だったソムチャイ首相は下院議員、閣僚両方の資格を自動的に失い、さらに公民権停止5年が付くため、事実上政界に戻れなくなりました。

 タクシン・チナワット元首相支持勢力の追放を目指し、バンコク・スワンナプン空港を占拠していた反体制勢力「民主市民連合」(PAD)のソンティ・リムクントン総帥は「目的達成だ」と勝利宣言し、スワンナプン空港に残っていたPAD関係者に撤収を命じました。スワンナプン空港は、明日3日の12時着陸分から再開となる予定です

 9日間の耐久戦、カオサンのバックパッカーも多数が被災しました。パタヤの先にあるウタパオ空港まで約200kmの長時間移動を強いられた帰国者も多数いました。JAL、ANAはウタパオ空港発の臨時便を明日3日も飛ばし、スワンナプンでの離着陸再開は早くて明後日(4日)になる見込みです。

 Traveler's Supportasiaでは、前記事「国家非常事態!!スワンナプンにPAD突入」で出した「渡航の延期をお勧めします」安全情報を、4日午前0時で解除します。