2009年1月5日月曜日

サンティカ火災、邦人男性が焼死

 前記事「2009最悪発進!!クラブ火災で多数の死傷者」で取り上げた、バンコク・エカマイ通りのクラブ「サンティカ」の火災。残念なことに、日本人の死者が出てしまいました。

 死亡したのは、東京都出身の和田圭一さん(38歳)。

 和田さんは年末年始をバンコクで過ごそうと来タイし、12月31日夜、知り合いのタイ人女性とカウントダウンパーティを行っていたSANTIKAを訪れたところ被災。一度は無事に脱出したものの、その後、知り合いの女性が脱出できたかどうかわからなくなり、助けに戻ったところ炎を浴びました。全身の8割を火傷する火だるま状態になりながらも、何とか脱出に成功。直ちに救急車でチュラロンコン大学医学部付属赤十字病院(パトゥムワン区)に運ばれ、集中治療室に入りましたが、皮膚移植が必要な状態でした。
 それでも、1月2日には見舞いに訪れたチャワラット・チャンウィラクン内務大臣に対し、タイ式の敬礼である「ワイ」をして応えることができ、一度は快方に向かうかに見えました。
 しかし、4日になって容態が急変。頭部に異常な量の水分が溜まる「脳浮腫」を発症し、脳細胞が圧迫されて脳梗塞状態となり、意識不明に。そのまま、夜になって亡くなりました。

 5日の司法解剖で死因が判明。和田さんの遺体は7日夜のタイ国際航空640便成田行きで日本に運ばれました。

 死亡した和田さんと、負傷が確認された3人以外にも日本人の死傷者がいた可能性があります。心当たりの方はワッタナ区政庁までお問い合わせください!!


+66-2381-2285 (直通)
+66-2381-8930 内線7015,7016

 また、12月31日夜にSANTIKAを訪れていて、日本大使館への連絡が済んでいない方。大至急ご自分の安否と現在の所在を在バンコク日本大使館邦人保護部に知らせてください!!

+66-2696-3002