2009年3月6日金曜日

交通量調査は「タイミングと根気」で入る

帰国直後のバックパッカーが食いつなぐ方法として、日雇い労働を考える人は多いでしょう。中でも人気なのが、交通量調査のバイトです。このバイトは日本に残った人にも人気な職種ですので、入るにはタイミングと根気が絶対必要です。実際に応募した人が多数、満員で断られています。

交通量調査大手の「エスピー研」(東京都千代田区)は、毎週月曜日発売の「an weekly」(インテリジェンス=旧社名学生援護会、100円)にその週の木曜日から1週間分の調査実施予定を広告として出し、その日の9時30分からアルバイトの受付を開始します。と同時に、「Webanセレクト」にも掲載されるため、日本に残って登録済みの人の方が全然有利。

帰国直後のバックパッカーはスタートラインに立つ時点で出遅れを覚悟しなければなりません。月曜日の朝、タイ国際航空機で成田空港に着いたら成田空港駅地下のキオスクか、1タミ5階のローソンに走ってan weeklyを手に入れ、9時30分ぴったりに電話を鳴らすという、それこそプレミアチケットを取る時のような覚悟で臨まないといけません。

木曜日にはフリーペーパー版の「anエリア」(インテリジェンス)が発行され、そこにもエスピー研の広告が出ていますが、その広告は月曜日に出た「an weekly」のものをそっくり流用しているのです。従って、帰国の日程が合わず、月曜日にan weeklyを入手できなかったバックパッカーが、木曜日の朝一番で「anエリア」を入手して、その日の9時30分に電話してももう遅い。「今週の案件はすべて満員になりました」と断られてしまう確率が、実に90%以上!!

月曜日の午後から、どんなに遅くても火曜日の午後までに大概の案件は定員を満たしてしまっており、木曜日のanエリア東京23区版を見てから電話した人が当週の仕事に入れる可能性は極めて低いそうです(会社担当者談)。もし入れたとしても、

「他に比べて悪い条件の仕事が若干残っているだけで、ほとんど埋まっていると思ってほしい。週明けのan weekly発行まで待って出直してくれたほうが早い」(同)

とのことです。

(株)エスピー研
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-11-20
TEL +81-3-3239-0071
(受付専用) +81-3-3239-0073