2009年5月2日土曜日

海外で借り出せる「カードローン」がなくなる

 シティバンク銀行(東京都品川区、全国銀行協会加盟)は、個人向けカードローン「アドバンスマネー」を、2010年中にサービス終了とする方針を発表しました。
 新規の契約申し込みは5月22日(金)受付センター必着までとします。22日までに書類がシティバンク銀行に到着し審査を通過したとしても、既存のお客様も含めて2010年5月31日限りで新規貸し出し停止となり、それ以降は返済のみの利用に変わります。

 シティバンクのアドバンスマネーカードは、日本の銀行が発行するローン専用カードとしては唯一、海外での新規借り入れ(引き出し)ができるカードとして知られていました(1日につき30万円相当額まで引き出し可能)。また、マルチマネー口座(通常の普通預金口座)で預金残高が少ないときに必要とされる口座維持手数料が、アドバンスマネーの貸し出し残高があれば免除される規定もあり、お持ちの方はそれなりにいることでしょう。
 しかし、利息制限法の改正による上限金利引下げと、それに見合う審査厳格化の流れで、マルチマネー口座やシティゴールドカード(クレジットカード)利用者に対して審査を緩くするという訳にはいかなくなりました。トヨタファイナンスやJR東日本がカードキャッシング機能から撤退するのと、状況はよく似ています(前記事「TS3で海外キャッシングが利用できなくなる」参照)

 今後は、マルチマネー口座の定期預金を担保とする当座貸越サービス「マルチマネークレジット」と、シティカードジャパンがカード会員に対して行う証書貸し出し「シティカード会員様用多目的ローン」で代替。海外での利用については、シティカードの海外キャッシング機能が従来通り使えます。