南海電鉄（大阪市、東証１部上場）と大阪市交通局、関西国際空港会社（大阪府泉佐野市）の３社がタイアップして、関西空港から大阪市内への割引乗車券「大阪出張きっぷ」が発売されています。2007年６月から発売を始めて３年目。日本国内（特に東京）から大阪への出張者を対象にしていますが、海外から関空に到着し、そのまま大阪市内へ入られる方に極めて有益。新大阪駅から新幹線へのお乗り継ぎがある地方在住者も活用できます。
大阪出張きっぷは、関西空港駅から大阪・なんば駅までの南海電車の片道乗車券と特急券、それに大阪市交通局の「共通一日乗車券」を組み合わせたもの。通常、関西空港からなんばまで空港特急「ラピート」のレギュラーシートを利用すると、運賃890円＋特急料金500円＝1,390円ですが、大阪出張きっぷなら1,500円。すなわち、正規料金にわずか110円のプラスで、大阪市営地下鉄のどこの駅、市バスのどこの停留所でも行ける計算になります。
大阪市営地下鉄の初乗りは200円。これだけでも地下鉄部分が半額に近くなる計算です。なんばから梅田までは230円、新大阪だと270円しますので、地下鉄部分は半額以下で乗れてしまいます。到着後当日の宿泊が大阪市内なら、なんば到着後乗り倒さない手はないでしょう。なんばから近鉄線へのお乗り継ぎの方でも、梅田に寄り道すれば十分元が取れます。
関西空港から、リムジンバスで梅田に向かうと1,500円ですので、同じ金額でバスよりも速く、快適、しかもなんば到着後の市内の足も付いてくるなら、荷物の多い海外からのお帰り、少しでも楽に帰れる電車が最適でしょう。
南海関西空港駅のきっぷ売り場で「大阪出張きっぷ」とお申し付けください。その際に、ラピートの座席指定もお忘れなく！
（画像：京急電車に張り出された中吊り広告）
