2009年7月2日木曜日

タイ正規ビザ取得のすべて【ビエンチャン大使館、2009年7月編】

 1月に移転した、在ビエンチャンタイ大使館領事部への行き方と手続きの詳細を説明します。順番待ちが機械化され、従来のようにひたすら行列する必要はなくなりました。

《必要な書類》
(すべての在留資格に必要)
・パスポート原本
・パスポートのコピー(個人情報と最新のラオス入国記録)
・申請書1枚
・写真2枚

(ノンイミグラントビザに必要)
・各資格ごとに規定の書類


《領事部への行き方》
 まず、事前にビエンチャン市内のコピー屋でパスポートのコピーを用意します。出入国記録はラオスに入ってからでないと付きませんから、タイ国内での用意は不可能です。

 コピーを持ってタラートサオバスターミナルの前の通りを右に行きます。1km程歩くと、交差点の左側に日本レストラン「古都」が見えてきますので、この交差点を右に曲がります。

(画像1:レストラン古都。ここを目印に右折する)


 右に曲がったら、300m程で左に入る通りが見えてきますので、これを入れば、在ビエンチャンタイ大使館領事部はすぐそこです。

(画像2:古都から約300m。この景色になったら左へ)

  領事部に到着したら、申請書を提出する1番カウンターの横にある機械で番号札を受け取ります。次にカウンターの横に用意されている申請書を受け取り、必要事項を記入します。玄関前に屯している人から申請書を受け取ってはいけません。彼らは代書屋さんです。記入したら自分の番号が呼ばれるまで待ち、書類審査を受けます。この書類審査にたどり着くまでが大変。申請者の多い日には、書類審査を待つだけで2時間以上かかることもあり ます。
 特にバンコクからのビザ取りツアーが大挙して押し寄せる、月曜日と木曜日は大変です。また、祝日などの理由で大使館が休日になる時は、その2営業日前に申請者が殺到しますので、自力で行く人は注意しないといけません。

 書類審査OKが出たら、領事館本館に入って再び、自分の番号を呼ばれるまで待ちます。番号を呼ばれたら、4番カウンターに番号札を提出。料金を支払って領収書を受け取り、申請手続きは完了です。料金の支払いは、タイバーツまたはキップ現金で行います。
 ただし、希望するビザが正規観光ビザ(TR60、TR30)の方は、2010年3月4日まで料金を無料とする臨時措置がなされている(前記事「正規観光ビザ無料、期間延長」参照)ので、番号札と領収書を引き換えるだけです。

 受領は翌営業日(領収書にもスタンプされます)の13時からスタートします。同様に1番カウンター前の機械で番号札を受け取り、領事館本館へ。自分の番号が来たら番号札と領収書を提出して、ビザがシールされたパスポートと領収書を受け取って終了です。

(画像3:外から見た在ビエンチャンタイ大使館領事部)

《ダブルエントリーを狙うには?》
 正規観光ビザ(TR)では、1枚のビザで2度の入出国ができる「ダブルエントリー」を希望することができます。手数料は、通常の手数料の2倍、本来なら2,000Bt.ですが、これについても、2010年3月4日申請受理分までは無料とされています。
 書類審査を受ける際に、申請書の一番上の入国回数欄に「2」と記入します。または、1番カウンターの審査担当官にダブルエントリーを希望する旨伝えます。これを忘れて、料金を支払う段階になってからシングルエントリーからの変更を希望しても変更できません。

《特殊な申請:中国国籍者》
 中国(大陸)国籍者でラオスに合法的に居住していない、いわゆる通過旅客の場合、申請書類をバンコクの外務本省に送って審査する必要があります。この手続きに2週間必要です。また、申請書を2枚記入する必要があります。