2009年8月30日日曜日

オスマック国境も道路舗装整備へ!!

 プノンペンで発行されている中国語紙「柬埔寨星洲日報」8月28日付によりますと、カンボジアの地方都市とタイ・カンボジア国境を結ぶ道路整備の第3弾として、国道6号線から分かれてチョンチョム(オスマック)国境検問所までの国道68号線、約80kmが舗装整備されることになり、28日、借款供与のための調印式が行われました。


 チョンチョム国境検問所はタイ側でいうとスリン県カプチョン郡にあり、シェムリアプからイサーン(タイ北東部)へ直接抜けられる重要な国境です。特に、ブリラム、ナコンラチャシマ、チャイヤプン、コンケン方面へは最速での移動ができる場所です。
 しかし、タイ側は舗装整備されたものの、カンボジア側はまったくの未舗装で、2004年頃にバンコク発シェムリアプ行きのツーリストバスがこの国境を抜けようとして、バンコクを朝7時に出たにもかかわらず、シェムリアプに着いたのはなんと翌朝6時。車中1泊を要したという伝説が残っています。

 整備が完了すれば、シェムリアプ市とチョンチョム検問所の間は2時間強で結ばれます。シェムリアプ市とポイペト検問所を結ぶ国道6号線も先頃、ようやく舗装整備が完了したとの情報が入っており、バックパッカー以外には敬遠されてきたカンボジアの陸路は、新たな時代に入りました。