2009年9月28日月曜日

Wiiは改造せずに2台買え!!

 任天堂から発売されているテレビゲーム機「Wii」の海外向け本体を、プレイステーション2のリージョンフリー化と同様の手法で改造して日本で発売された作品をプレイできるようにしようという向きがあります。でも、危険なのでやるべきではありません。おとなしく日本向けと海外向けの2台のWiiを購入すべきです。

 プレイステーション2やWiiは、DVDのドライブをベースにしており、専用ソフトはDVDと同様に、リージョンの制限を受けます。日本はリージョン「2」でカラー方式「NTSC」。タイなど東南アジアは、リージョン「3」でカラー方式「PAL」です。機械とソフトのリージョン、カラー方式が一致しないと、プレイできません。
 プレイステーション2では、基板にジャンパを取り付けてリージョンフリーにするという改造もあり、タイでは改造済みで売られている物を見かけますが、Wiiとなると大変。このジャンパを取り付けることが非常に難しく、ちょっと失敗しただけで2度と起動できなくなります。

 WiiはACアダプタで電圧を変換して駆動するため、日本向けのWiiに海外向け用のACアダプタを接続してもOK。タイでも日本向けWii本体に現地用ACアダプタを取り付ければ、正常に動作可能です。サパンレックやパンティッププラザなどで、タイ向けのWii ACアダプタを購入して、つなぎましょう。変圧器を日本から持ってくる必要はありません。

 ちなみに、プレイステーション3では光学ドライブがブルーレイディスク(BD)ベースになっていますが、BDにはリージョンの制度がないので、PS3専用と書かれたソフトは世界中どこに行っても問題なくプレイできます。