2009年11月2日月曜日

バス抜き打ちストでタクシーがボッタくる

 マレーシア東海岸の大都市コタバルでは、市内線すべてと都市間バスの多くを担当する州営企業「SKMK」の従業員に対する賃金をめぐって、交渉が長期化した挙句、決裂寸前になりました。
 11月1日(日)、SKMK労組は抜き打ちで全路線、24時間のストライキを決行しました。コタバル市内線バスターミナルから、赤色に塗られた市内線のバスが1台もいなくなってしまう非常事態。ペナンで発行されている中国語紙「光明日報」11月2日付によりますと、近くのタクシーターミナルで営業しているタクシーの運転手が、ここぞとばかりにボッタくってきたといい、中にはコタバルからタイ国境のランタウパンジャンまで、通常1台40RMのところ、1人50RM(=4人で1台200RM)と通常の5倍に吹っかけた車もあったそうです。

 董事長ふくちゃんはビザ更新のためコタバルに向かっていましたが、バンコクを出発したのが当日で、2日午後に到着したときにはストは終了しており、何とか回避することができました。現在、コタバルからランタウパンジャンまでのSKMKバスはRM5.1。ペンカランクボール(ナラティワート県タクバイ郡の対岸)まではRM3.5。外国人旅行者のほとんどはバスで国境に行き、タイ側の列車や特急バスに乗り換えていますから、抜き打ちストなんかやられたらお話になりません。やめてもらいたいところです。