2009年12月3日木曜日

【続報】日泰ビデオ本店再摘発、全店閉店へ

 前記事「日泰ビデオ摘発も閉店を回避」から2週間。経済犯罪取締局と首都圏警察本部は1日夜、日系ビデオレンタル最大手「日泰ビデオ」本店(スクンビットソイ24=クロントイ区)に捜査員を派遣、タイ人従業員を逮捕するとともに在庫をすべて押収しました。

 前回、取材に応じていただいた日本人スタッフの男性(前記事「日泰ビデオ以上にビデオWORLDが」参照)はたまたま不在で逮捕を免れましたが、日泰ビデオ、ビデオヤフジ合わせて3店舗が3日正午現在、全く営業できない状況になっています。

 董事長ふくちゃんの調べによりますと、日泰ビデオシーロム店(タニヤプラザ3階)が退店に追い込まれたのは、11月18日の時点で首都圏警察の捜査が入っていたのが理由と判明。店側では、シーロム店のみを閉店として残る3店舗で営業を継続する方向でした。実際に、シーロム店で借りていたお客様の返却が本店に持ち込まれていたようです。
 ところが、日泰ビデオシーロム店が捜査の対象になった段階で、本店の強制捜査もどうやら時間の問題だったようです。経済犯罪取締局ではシーロム店に勤務していたタイ人スタッフの証言から本店を家宅捜索するタイミングを探り、1日夜、営業を再開していた日泰ビデオ本店に捜査員を派遣したとのことです。

 董事長ふくちゃんは3日午後、日泰ビデオ本店を再度直撃取材しました。日本人スタッフの男性はインタビューに対し

「いやぁ、ゴタゴタしてしまって本当に申し訳ない。今は日泰ビデオもビデオヤフジもいつ再開できるかわからない」

と述べるのがやっとという感じでした。