2010年2月23日火曜日

一時帰国かパスポート更新か?外こもりすと究極の選択

在ビエンチャンタイ大使館領事部で警告スタンプを食らったり、在コタバルタイ総領事部で申請不受理になったりと、無料の正規ビザを受け続けてきた外こもりすとは期間終了を目前に、苦しい選択を強いられています。

バンコクのビザ取りツアー会社「AJツアー」は、配布中のフリーペーパー「タイ自由ランド」275号に、次の文章を出しました。

「前回ビザシールに赤いスタンプを押された方、既にダブルビザ2回以上取得している方、3月5日以降ビザ代が有料になってもビザを発給しないとの通告です。上記の方はパスポートを新しいものに切り替えてビザを取得しにラオスへ行くことは可能です」

しかし、ビエンチャンで警告を食らい、それを理由にしてパスポートの新規発給を求めたとしても、バンコクやビエンチャンの日本大使館旅券証明部が100%それを認めるとは限りません。お手元のパスポートが2006年3月19日以前に発行されたICの入っていない機械読み取り式のパスポートなら、ICパスポートへの切り替えという理由で残りの有効期間、ページ数に関係なく新規発給に応じてくれます。ですが、既にICパスポートをお持ちの方で、残りのページ数にかなり余裕がある状態で警告を食らっているとなると、ちょっと大変です。


前記事「コタバルでビザ発給を拒否された」を投稿いただいたノブハヤシさん(ラチャテーウィ区)は、コタバル総領事部の担当官から、拒否の理由について詳しく説明を受けていたといいます。正規観光ビザの発給要件で、シングルエントリービザ2枚、またはダブルエントリービザ1枚が既にあると追加の申請を受けないというのですが、それは1回の旅程についてであって、警告を食らった後でも国籍のある本国へ一時帰国し、「帰国」のスタンプがつけば新たにシングルエントリービザ2枚を受けられると、担当官は述べました。

ママズゲストハウス(プラナコン区)にいるキンチョールさんは、今年1月に1週間の予定で日本に一時帰国しました。帰国直前にノブハヤシさんの話をどこかから聞き付け、今まで面倒臭いと嫌っていたコタバルでの正規ビザ取得に向けてとうとう重い腰を上げました。一時帰国から戻ってスワンナプーム空港で得た30日のビザなし在留許可が今日で切れると宿泊者に言い残し、昨日22日、ファランポーン駅午後1時発のRAP171列車でスンガイコロクへ向けて出発です。

ですが、キンチョールさんのように片道20時間以上の3等車移動に耐えられるバンコク在住の外こもりすとはごく少数。タオ島が拠点の副董事長fortunesawadaのように、スラタニから乗るとしてもスンガイコロクまで12時間かかります。ましてや欧米人ともなるとそれも面倒臭いという人が多いのもまた現実で、ビエンチャン行きのツアーしかなかったAJツアーもついに、別の大使館ないしは領事部という回避策を考えざるを得なくなりました。

「また、今までのパスポートを利用したい方は当社のエキスプレスビザツアーにご参加ください。(中略)ツアー参加者は在プノンペンタイ大使館(カンボジア)には行きません。すべて当社が代行しますので、国境のカジノつきホテルで1泊していただくだけです」

しかし、在プノンペンタイ大使館領事部は、警告の多さで外こもりすとには悪名高く、キンチョールさんも以前、警告を食らっています(前記事「無料ビザを取り続けられないリスク」参照)。タクシン・チナワット元首相の顧問就任問題でタイとカンボジアの関係が悪化していて、その影響でカンボジア人のタイ正規ビザ申請が減り、大使館側に余裕ができているという情報もありますが、タイ側のビザ取りツアー会社1社の要望で、領事部の方針が簡単に変わるとも思えません。過去には在サワンナケット総領事部(ラオス)が、韓国系旅行代理店「ジャックスゴルフ」が募集した正規ビザ取得ツアーのフィリピン人客でパンクし、一気に条件を厳しくした例もあるくらいです。

正規ビザ無料期間は残すところ2週間。3月中出発の日本行き航空券も駐在員家族の帰国や卒業旅行シーズンで取りにくくなってきており、これから一時帰国を決断して日本でパスポートを更新しようにもキツい。キンチョールさんはコタバルでもビザ発給を拒否されたら在ヤンゴン日本大使館旅券証明部(ミャンマー)でパスポートを更新すると強がっていますが、果たしてどうなるか。在タイ外こもりすとにとって厳しい状況は今後も続きそうです。

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