2010年3月29日月曜日

【速報】在タイ邦人の野球大会、ぶち壊しに

(この項、田舎っぺオヤジさん/ディンデン区 からの投稿です)
 昨日28日、バンケン駐屯地の裏の陸軍省グラウンドで行われた「バンコクへたくそソフトボールリーグ」の定期活動が、UDD(赤シャツ)軍のせいで途中打ち切りになってしまいました。店のあるスクンビットでは赤シャツ軍が現れたとの報告はありませんでしたが、在タイ日本人社会の活動範囲が広がっていることをまざまざと感じました。


 へたくそソフトボールは、毎月2回日曜日に在タイ日本人同士の親睦を目的に行っているもので、足掛け4年目。3月は、14日と28日の2回の日曜日が活動日となりましたが、最悪なことにどちらもUDD軍の活動日と重なってしまったのです。
 14日も定番の会場となっている陸軍省グラウンドで予定通りに「第6回へたくそソフトボールトーナメント」をこなした在タイ球児たちは、28日の活動のために朝6時30分にUFMフジスーパー2号店前(ワッタナ区)に集合。駐在員家族や現採組、起業家ら70人ほどがバスに分乗してバンケン駐屯地裏の会場に到着し、いざ練習試合を始めようとしたその頃です。パンファ橋のメイン会場から乗り込んできたUDD軍がバンケン駐屯地前のパホンヨーティン通りを埋め尽くしていました(前記事「赤シャツ軍、再びチェンワッタナへ」参照)。そして午後に入ってすぐ、どこからともなく現れた陸軍のヘリコプターが、試合真っ最中のグラウンドに着陸したのです!!

 スタッフの一人が

「うちらは料金払って使わせていただいてるのに!!」

と抗議すると、ヘリコプターは再び離陸して、どこかへ飛び去ってしまいました。そして試合を再開しようとしたところ、今度は陸軍省幹部が現れました。

「パホンヨーティン通りをUDD軍が埋め尽くしている。いつどこでどうなるかわからないから、今日の活動はここで中止してくれ」

と言われ、メンバーは慌てて車へ。陸軍の車が前後をがっちりガードし、バンケン駐屯地を取り囲んだUDDの軍勢に見守られながら、我々参加メンバーは帰途についたのでした。