2010年3月27日土曜日

実は忙しかったのは売春婦か!?

 今回の赤シャツ軍騒動で、カオサン通り周辺の外国人旅行者は移動がしにくくなるなどの影響を受けています。しかし、中には恩恵を受けるタイ人も出てきています。

 董事長ふくちゃんは、27日の夜7時頃、カオサンから近いラチャダムヌン通り南側(プラナコン区)にいました。外国人の宿泊も可能なゲストハウスが1軒。玄関前のテーブルで、赤シャツを着たタイ人男性数人が食事をしていました。そこへ通りかかったタイ人女性が、媚を売ってきます。つまり、地方から来た赤シャツ軍の男性を相手に売春を持ちかける、「慰安婦」みたいな存在なのです。


 すぐ近くのナンバーホテル(日本のラブホテルに相当するタイ人向けの施設)の前でも、いかにもその手系というタイ人女性が客を待っていました。

 赤シャツ軍に動員されたタイ人は、多くが日当を得ているといいます(外国人はもらうことができません。もし外国人の参加が確認された場合は罰則もあるとのことです)。その日当は、1日につき300ないし500Bt.。彼女たちが持ちかける金額も、大体それぐらい。つまり、一度持ちかけた売春に軍勢が応じてくれれば、1人に出された1日分の日当を掠め取れる。そして1日に何人も相手すればそれだけ… しかも、軍勢はUDDが占拠しているラチャダムヌン通りに出ている炊き出しや支給の飲料水で満足できず、お金を払ってでも近くの屋台や飲食店でいい食事を取ったり、飲み会をしたりするので、ちょっとした書き入れ時だという訳です。

 そのためか、カオサン通りでもちらほらと赤シャツを着たタイ人の姿を見ることができます。彼らにとっては、カオサンはれっきとした観光地のようです。

※外国人が政治集会に参加したことが確認された場合(前記事「聖火リレーを妨害する外国人は二度と…」参照)は、次の処分が科されるとのことです。
 1.本人には5年以下の懲役または10万Bt.以下の罰金
 2.所属先の会社にも10万Bt.以下の罰金
 3.ワークパーミット、ノンイミグラントビザ、フルイミグラントIビザ、エリートクラブ会員用特殊ビザ、準公民IDカードが出ている場合は取り消し
 4.強制送還の上タイへの再入国を無期限に禁止