2010年5月13日木曜日

【速報】またも戦闘!!ミスターセーデーン殉死

 ラチャプラソンショック41日目の13日、首都圏警察と陸軍は解散を遅らせているUDD軍に痺れを切らして強制排除も含めた措置を準備しています。これに反発したUDD軍内最過激武装勢力(セーデーン)が13日夜7時過ぎ、戦闘に踏み切りました。UDD軍が本格的に武力を行使するのはラチャプラソンへの全軍集結後、4回目です。

(画像1:バリケードの奥は電気が止められ怪しいほどの静けさに)


 UDD軍は治安警察が拠点としているデュシタニホテルを攻撃する模様で、建物正面の駐車場にスタンバイしている陸軍と警察特殊部隊の合同部隊が応戦。UDD軍はホテルの建物にロケット弾を打ち込んだとのことです。また、最過激武装勢力を指揮している「ミスター・セーデーン」ことカッティヤ・サワディポン少将が被災しチュラ大病院に緊急入院したとの情報が入っています。
 BTSは19時50分から全線で運転を中止。MRTブルーラインもルンピニ駅とシーロム駅の営業を中止する準備を行っています。ラマ4通りは現時点で通行できるものの、シーロム通り周辺は混乱に陥っています。

(20時10分緊急追加)
 カッティヤ少将はチュラ大病院の救命救急センターではなく、華僑病院(ポンプラップ区)に意識不明の状態で運び込まれたとのことです。

(5月14日追加)
 カッティヤ少将は現在も意識不明のまま、重篤な状態が続いています。

(5月17日追加)
 その後カッティヤ少将は華僑病院からワチラロンコン病院(デュシット区)に移送されていましたが、今朝9時20分、被弾による外傷に加えて急性腎不全を併発し亡くなりました。享年59歳。最終決戦で36人目の死者となりました。

(画像2:チュラ大病院救命救急センター。カッティヤ少将がここに担ぎ込まれたとの誤報が流れた)