2010年10月11日月曜日

UDD軍復活!? カオサン市街戦半年の記念集会

 タクシン・チナワット元首相支持派「反独裁民主同盟」(UDD)は10日、4月のカオサン市街戦から半年が経過したことを記念する集会を行いました。UDD軍と陸軍の戦闘が行われた民主記念塔(プラナコン区)には約5,000人の支持者がバンコク首都圏内はもとより、近県からも集まりました。

(画像1:夕暮れの民主記念塔が赤シャツで埋め尽くされた)


 タイでは6ヶ月目の月命日が、死者を弔うひとつの節目になっています。日本の四十九日法要と似た習慣です。カオサン市街戦は4月10日でしたので、あれからちょうど半年。バンコク首都圏内と隣接4県では非常事態宣言が未だ解除されていないものの、追悼集会は避けられないものでした。

(画像2:犠牲になったUDD軍戦闘員の遺影を掲げる女性)

 UDD軍勢は朝から、民主記念塔を挟んだパンファ橋とコクウア交差点の間のラチャダムヌン通りに集合。首都圏警察では特殊部隊3,000人を配備し、爆弾テロや戦闘員の暴徒化といった万が一の事態に備えましたが、大きな混乱はありませんでした。運河ボートは不測の事態を想定してパンファ橋とプラトゥナムの間を欠航、バスも迂回運転を行いました。

 夜8時過ぎまでに集会は解散し、バスは正常運転に戻りました。