2011年2月26日土曜日

[501]ファランポーン行きが激減

 昨年5月のラチャプラソン最終決戦では、バスの運行にも大きな支障が出ました。ほとんどの路線が元に戻ったかと思いきや、現在でも決戦前の運行形態に戻っていない路線があります。

 [501](ミンブリ車庫~ファランポーン駅)は、スクンビットと最東部3区(バンカピ、サパンスン、ミンブリ)を結ぶ貴重な通勤路線ですが、戦乱のときは全便がアソーク交差点を左折して、MRTクイーンシリキットセンター駅で打ち切りとなっていました。戦乱が終わって元に戻るかと思われましたが、現在も多くの便がクイーンシリキットセンター駅打ち切りで、終点のファランポーン駅まで行くバスはほとんどなくなってしまいました。

(画像:上りの[501]は赤札を掲げて走るのが当たり前になった。プロンポン駅近くにて撮影)


 理由としてはやはり、渋滞による定時運行困難が挙げられるのでしょうが、プラカノン交差点から先はBTSスクンビット線の下をサイアム駅まで走るため、バスの供給過剰がスクンビット通りの渋滞に拍車をかけるという理由も推測できなくはありません。現にバンカピから先は[40]がファランポーン駅まで全く同じルートを走っており、またバンカピからプラカノンやファランポーン駅へはラマ4通り経由の[109]、MBKセンターはペッブリ通り経由の[113]もあり、スクンビット経由での運行は供給過剰と言われてもおかしくはありませんでした。

(画像2:[113]はペッブリ通り経由でファランポーンとミンブリを結ぶ)

 プロンポン駅やトンロー駅からは従来通りですが、アソーク交差点以西から深夜に最東部へ帰宅する足の確保が難しくなりそうです。