2011年2月9日水曜日

HISがビジネスエアを日本に参戦させる!!

 タイのチャーター専門航空会社「ビジネスエア」(8B)は、日本の大手旅行会社「エイチ・アイ・エス」(東京都新宿区、東証1部上場)と組んで初の日本線を運航することになりました。羽田D滑走路完成で発着枠に余裕のできた成田空港に発着し、定期チャーター扱いで毎日1便を運航する計画です。当面、日本のゴールデンウィーク明けまでのスケジュールが発表されました。

《3月15日から5月8日まで有効》
 8B089 NRT1130~BKK1630 DAILY
 8B088 BKK2330~NRT0730+1 DAILY

(機材はB763ER らくらくシート=ビジネスクラス12席、エコノミークラス256席)


 ビジネスエアはバンコク・スクンビットソイ11でホテル「グランドビジネスイン」などを手がける「トラベルデザインセンター」(ワッタナ区)が中心となって2008年に設立された会社。タイとの間で相互にビザなしが認められておりパッケージツアー客の需要が見込める韓国にターゲットを絞って、定期チャーター運航で実績を積み上げてきました。現在はバンコク・スワンナプーム空港とプーケット国際空港からソウル・仁川空港と釜山・金海空港への路線を運航しており、B767ファミリー4機を保有しています。

 H.I.S.では、AirAsiaX(D7)など先行する格安航空会社を見習いつつも本格航空会社並みのサービスも提供する形を提案。AirAsiaでは飲み物も含めて全面的に有料とされる機内食のサービスが、ビジネスエアではなされます。その一方で、毛布の貸し出しを有料としたり、機内での映画の上映を行わず希望者に有料で各種コンテンツが入ったスマートタブレットを貸し出すなど細かいところで格安航空の要素を導入する方針とされます。

 日本発便はH.I.S.が全席を一括購入してパッケージツアー、格安航空券といった形で販売。バンコク発便についても、H.I.S.トラベルワンダーランドバンコク(ワッタナ区)でタイ人ツアー客はもとより、日本人向けにも販売を行うとしています。発売開始は2月16日(水)、日タイ同時。どれだけの料金が出るか要注目です。