2011年5月4日水曜日

日本人のビザなし90日、まだ実施されず

 アピシット・ウェチャチワ首相は26日の定例閣議後の記者会見で、日本からの渡航者に対して空港や陸路国境で与えているビザなしでの在留許可期間を延長する時限措置を決めたと発表しました。3.11東日本大震災を受けて、旅行業協会(ATTA)が観光スポーツ省に出していた陳情を受け入れたものです。
 しかし、閣議決定はされたものの外務省と移民庁における最終調整が遅れており、今日5月4日の時点ではまだ、実施に移されていません。

 6日には下院議会の解散が予定されており、そうなると選挙期間などで約3ヶ月の政治空白が生じるため、早急な決裁が必要となります。ゴールデンウィーク明けの9日(月)には実施されるのではないかという希望的観測が流れていますが、詳細は未定です。