2011年6月29日水曜日

ウエスタンユニオン日本再上陸!金券ショップで取扱い

 東京を中心に金券ショップや並行輸入ブランド品の販売を手がけている「大黒屋」(東京都中央区)は、国際送金サービス世界最大手のウエスタンユニオンの業務を始めると発表しました。ウエスタンユニオンの日本での業務委託先となっているトラベレックスジャパンと提携、海外からの受け取りと送金の双方に対応します。

 2009年1月までは、スルガ銀行東京支店でウエスタンユニオン業務が行われていましたが、同行の撤退に伴って一時、送金も受け取りもできなくなっていました。2010年7月、国内関係法規の整備を受けてウエスタンユニオンは事業者登録を行い、トラベレックスジャパンを委託先に選定。トラベレックスの両替所で送金の取り扱いを始めました。
 一方、大黒屋は金券ショップの傍ら、関東地方、大阪、広島、福岡、札幌の31店舗(そのうち東京山手線内だけで19店舗)で外貨両替業務も行っており、日本を訪れる外国人旅行者の間では高い知名度を誇っています。ウエスタンユニオンの送金メニューが追加されることで、外国人へのサービス強化が図れると判断した模様です。大黒屋はこの外貨両替取り扱い店を拠点に、ウエスタンユニオン業務を手がける意向です。


 日本の金融機関では、セブン銀行が今年1月からウエスタンユニオンを扱っていますが、ATM専業で対面業務ができないゆえに厳しい制約があります。日本発の送金のみで海外からの受け取りはできず、送金業務を利用するには事前の契約と送金先の登録が必要。大黒屋では、対面で現金を取り扱える利点を生かし、セブン銀行が課している制約は極力設けず、規定の書類と身分証明書のみで送金も受け取りもできるようにしました。
 大黒屋の送金取り扱い店舗から、海外への送金費用は金額に合わせて6段階に分かれており、5万円以下であればゆうちょ銀行、10万円以下であれば3メガバンクのSWIFT送金手数料よりも安くなります。

 逆に、海外からの受け取りはウエスタンユニオンが規定するレートで円換算され、店が別途受け取る手数料はありません。

 タイと日本の間でお金を送る必要がある場合、スルガ銀行がウエスタンユニオン業務を中止した後はSWIFT送金か外国郵便為替、最悪の場合は自分で持参するしかありませんでした。SWIFT送金も非常に頻雑な手続きで、単身赴任の駐在員では給料を日本に残した家族用の口座と、自分の生活費に充てるタイの口座の2つに分けて振り込ませることも行われています。今後は、タイのウエスタンユニオン取り扱い銀行と日本の大黒屋をうまく使うことで、日本とのお金のやり取りをすることができるようになります。

 例えば、単身赴任の駐在員さんであれば給与をすべて日本の口座に振り込ませ、日本に残ったご家族が管理して毎月送金させることが可能。家族で来られた後に学校の関係でお子さんだけ帰国された場合、ウエスタンユニオン経由で毎月の学費、生活費を送金。
 バックパッカーなら、小さな地方都市でATMカードが使えなくなったり、財布をなくしたり盗まれたりしても日本の家族からの送金を受けて、旅行を継続することができます。タイの場合、BAAC銀行(農協金融公庫)が2009年からウエスタンユニオンを取り扱っているので、実質どんな小さな街にいてもe-mailや電話などで連絡が付けばOK。利便が格段に向上します。

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