2011年7月1日金曜日

4年ぶり、UA成田~香港線復活

 ユナイテッド航空(UA)は、2007年4月限りで休止していた成田~香港線を復活させると発表しました。10月30日からの冬スケジュールで、毎日1便の運航を予定しています。ただし、2012年1月に予定されている旧コンチネンタル航空(CO)との統合完了までは、CO便名を冠した「反則」UA便となります(失笑)。統合完了後のUA便名は、後日発表の予定です。

《成田発10月30日、香港発10月31日から有効》
 CO009 NRT1705~HKG2115 DAILY
 CO008 HKG1030~NRT1540 DAILY

(機材はB738 ビジネスクラス14席、エコノミークラス141席)

 旧ユナイテッド航空の時代には、成田国際空港を北東アジアの重要拠点とし、北米からの太平洋線と成田発のアジア路線をハブ&スポーク形式でつなぐUAの戦略の中で、B772ERやB744といった大型機を使った運航が行われてきました。しかし、UAは旧ノースウエスト航空(NW)と違い、日本以外に中国大陸や香港と北米大陸の間を直行で結ぶ路線も運航しており、2007年に成田~香港線を廃止したのは、そちらへのシフトが優先された結果でした。
 今回、4年半ぶりに復活を決めた理由は、北米と香港の間の流動で直行便に加えて経由便の選択肢も残しておくべきという判断になったのではないのかと、董事長ふくちゃんは分析しています。

 その一方で、日本のマイレージマニアには面白い選択ができるようになります。香港発着のホーチミンシティ線と成田~香港線を乗り継ぎ、ベトナムまでUA自社便利用で行くことができるのです。6月からのマイレージプラスルール改正でも、日本とベトナムの間は30,000マイルでOK。しかもホーチミンシティ発は成田まで同日乗り継ぎができます。

UA862 SGN0550~HKG0925 DAILY
UA869 HKG2040~SGN2225 DAILY

(機材はB744 ユナイテッドファースト=ファーストクラス12席、ユナイテッドビジネス=ビジネスクラス52席、ユナイテッドエコノミー=エコノミークラス310席)