2011年7月14日木曜日

ファランポーン駅前のソムタム売り、風前の灯

 都市鉄道公団(MRTA)は、懸案となっていたMRTブルーライン延長部分の工事を今月から本格的にスタートさせました。2004年に開通した現在線区間(ファランポーン~スクンビット~バンスー操車場)に続いて、国際協力銀行(JBIC)が円借款を投入して行われる工事は、5年後の2016年の完成を目指します。

(画像1:深夜のファランポーン駅前。工事用の囲いができ、トンネル掘削が本格化する)


 MRTの南の終点となっていたファランポーン駅(パトゥムワン区)では、ラマ4通りの一部を封鎖してトンネルを掘る準備が進められています。このあおりを受けたのが、駅前の路上にゴザを敷いてソムタム(パパイヤサラダ)を作りつつ、酒を飲ませたり時には売春に応じたりもするいわば「即席酒場」の女性たちです。

 彼女たちは、工事用地として確保された部分で営業を続けることができません。そうなると、現場を避けて細々と営業しなければならなくなります。ゴザを敷くことができる面積は狭くなるので、当然、営業できる女性の絶対数が減ります。廃業しなければならなくなったり、王宮前広場などへ移動する人も出てきます。

 10年程前には深夜に国鉄の最終列車が出た後は、通りをびっちりとソムタム屋台が埋め、現場作業に従事する労働者や地方から出てきたばかりの農民工などで朝まで賑わいを見せていましたが、その面影もなくなりました。5年後の完成の暁には、ファランポーン駅前は大きく様変わりすることでしょう。

(画像2:深夜2時、ファランポーン駅横の橋の上。ついこないだまでいた露店のお姉さんはどこへ…)

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