2011年8月13日土曜日

BTSスクンビット線延長1期部分ついに開業!

BTSグループホールディングス(チャトチャック区、SET上場)は、工事を進めていたスクンビット線延長1期部分(オンヌット~ベーリン)を、首都圏政庁から予告されていた通り昨日8月12日から営業開始しました。

BTSの路線延長は2年前のシーロム線延長1期部分(タクシン橋~ウォンウィエンヤイ)以来で、スクンビット線はモーチットからベーリンまで22.3km、途中の駅も22ヶ所に増えました。シーロム線も含めると、総延長31km、駅数30の充実のネットワークになります。

(画像1:BTSスクンビット線延長部分開業後の路線地図。ウドムスック駅にて撮影)


前記事「BTSスクンビット線延長部分、8月からテスト運行」でも書いた通り、年内いっぱいまで新規開業区間の運賃は無料。既存区間と新規区間を通しで乗る場合は、オンヌット駅からの運賃が適用されます(ただし現金またはスカイスマートパス利用に限る)。

(画像2:新規開業区間はテスト扱いで当面無料。オンヌット駅にて撮影)

 新しい終点となったベーリン駅(バンナー区)では、電車からバスやソンテウに乗り換えてパークナム(サムットプラカン市中心部)やバンプー工業団地方面に向かうサムットプラカン県在住者の姿が見られました。バンコク首都圏中心部のホテルに宿泊してサムットプラカン県内の工場へ向かわれる日本企業の出張者にとっては、移動時間の短縮につながります。迎えの社用車をベーリン駅(スクンビット通り、テパラック通り方面)やウドムスック駅(バンナートラート通り方面)に待たせて、自分はBTSで移動すれば確実に時間が読めるようになるのです。

(画像3:電車を降りると先へのソンテウが待つ。ベーリン駅にて撮影)

ベーリンから先のサムットプラカン県内部分については、首都圏政庁ではなくMRTA(都市鉄道公団)が中心となって延長計画が進められています。早ければ年内の着工が予定されており、完成が待たれます。

(画像4:BTSの高架橋は県境で途切れる)