2011年9月21日水曜日

チャイナエアライン、ついにスカイチームメンバーに

 チャイナエアライン(CI)は9月28日(水)付けで、国際航空連合「スカイチーム」の15番目のメンバーとして活動を開始すると発表しました。台湾の国営中央通信が報じたもので、中華文化圏のスカイチームメンバーは中国東方航空(MU)、中国南方航空(CZ)と合わせて3社になり、各1社しかないスターアライアンス、ワンワールドを大きく引き離し不動の地位を確立します。

 2008年6月のチャイナエアラインと南航の包括提携(前記事「チャイナエアライン、スカイチーム加盟へ動き出す」参照)から3年。両岸直航の協業相手である東航や、長年のパートナーであるデルタ航空(DL)の支援も受けた加盟準備は、昨年9月の覚書調印からちょうど1年で完了することになりました。9月28日以降は、既に提携している『スカイマイル』(デルタ)や『イースタンマイルズ』(東航)以外のスカイチームメンバー社のマイレージプログラムでも、マイル加算や特典航空券の発券ができるようになります。

 自社マイレージプログラム『ダイナスティフライヤー』の上級会員資格は、「ゴールド」がスカイチームの「エリート」に、「エメラルド」「パラゴン」は「エリートプラス」に認定されます。エリートプラスを持っていれば、スカイチーム加盟各社が設置する空港ラウンジを利用することができます。

 成田国際空港でのターミナルは、加盟当初は日本航空(JL)とのコードシェアの絡みで東航、南航も使用している従来通りの第2ターミナルを使用しますが、近い将来、スカイチーム加盟各社が集まる第1ターミナル北ウィングへの移動が行われます。