2011年10月8日土曜日

公団バスにも中国車、無料バス縮小へ

首都圏バス公団(BMTA、ホイクワン区)は、2002年以来9年ぶりとなる本格的な新車の導入を始めました。代替で1990年前後に製造された赤バスや青色急行バスが大量に廃車となっており、無料赤バスの縮小が見込まれています。

(画像1:[76]に配備された新車。タイでノックダウン生産された中国車だ)


公団では戦勝記念塔急行ターミナルから南北へ向かう幹線の[522](戦勝記念塔急行ターミナル~ガムウォンワン中央刑務所~バンケン車庫)と[76](戦勝記念塔急行ターミナル~クルントンブリ駅~サメーダム)、[140](戦勝記念塔~テスコロータスラットブラナ~サメーダム)に今回の新車を投入してきました。

[522]を所管する1管区営業所(バンケン区)では、従来[522]で使用していた急行車両を8管区営業所(カンナヤオ区)に転出させ、[22](サトゥプラディット~クロントイ~ハッピーランド1)で使用。この路線で使われていた青色急行バスを一掃しました。
 一方、[76]を所管する5管区営業所(バンクンティエン区)は、同路線で使用していた車を6管区営業所(パシチャルン区)に転出させ、[91]に配備しました。両路線で廃車となったバスは現在、8管区営業所モーチット2支所(チャトチャック区)に疎開しています。

(画像2:モーチット2に疎開してきた廃車済みの青色急行)

8管区営業所ではさらに、以前本所だったこともあるポーケオ支所(バンカピ区)が9月限りで廃止されました。所管していた[22][36][73][156][178][191]は2管区営業所スアンサヤーム支所(カンナヤオ区)の隣接地にできた新・8管区営業所本所へ移管。この影響でスアンサヤーム支所所管だった[96](モーチット2~ラップラオ~スアンサヤーム)が支所を追われて2管区営業所本所(ミンブリ区)へ移管、スアンサヤームからミンブリ車庫まで延長運転することになりました。

(画像3:「ミンブリ行き」の看板を出す[96]

このとき旧ポーケオ支所所管だった路線に使われていた赤バスが大量に廃車となっており、やはりモーチット2に疎開。無料バスで使われていた車もかなりの数が廃車されており、路線によっては無料バスの配車が激減するケースも出ています。

(画像4:8管区ポーケオ支所廃止で廃車になった赤バス)