2011年10月22日土曜日

【映像あり】市民の生活物資に影響広がる

 バンコク首都圏中心部への広がりがもはや時間の問題となっている今回の洪水被害、市民の生活にも徐々に影響が出始めています。

 ペットボトル詰め飲料水「ナムシン」を製造しているビール最大手メーカーのシンハコーポレーション(デュシット区)は、ナムシンのバンコク首都圏中心部への出荷を一時ストップしました。飲料水部門の主力工場(シンブリ市)からの輸送に支障が出ており、被災地での水需要も追いつかない。最悪の場合本社工場兼物流センターも被災する可能性があるとして、既にセブンイレブンやファミリーマートでは、ナムシンが冷蔵庫から消える事態になっています。

(画像1:シンハコーポレーションワンノイ工場で土嚢を積む地元民。キャプローグから転載しました)

 同社のビール部門の主力である子会社「パトゥムタニブルワリー」(パトゥムタニ市)も、工場内部への影響は食い止めているものの周辺が浸水していて出荷できず、「ビアシン」「リオ」「アサヒスーパードライ」の製造が停止中。しかし業務用の樽詰め生ビール以外、すなわち瓶ビールや缶ビールは問屋レベルで当面分の在庫が積みあがっています。またコンケン工場(コンケン市)は通常通り生産しているもののバンコク首都圏への輸送経路がネックになるとしています。

 菓子パンのトップブランド「ファームハウス」で知られるプレジデントベーカリー(ミンブリ区)では、1日に出荷できる量が激減しています。ファミリーマート向けの出荷はできているものの店舗数の多いセブン=イレブン向けでは各店への配分が追いつかず、こちらもバンコク首都圏中心部の店で棚から在庫が消えました。

(画像2:クロントイ区内のセブンイレブンにて。菓子パンの入荷のメド立たず!)

 セブン=イレブンが自社ブランドで販売している菓子パン「セブンフレッシュ」や、冷凍弁当「EZYGO」は、生産を行っているアユタヤ県内の工場が浸水でやられてしまい、供給が止まってしまいました。この工場には、セブン&アイホールディングス傘下で東日本地区向けの中食生産を担当しているわらべや日洋(東京都小平市、東証1部上場)が出資と技術供与をしており、影響は日本にまで及んでいます。

 インスタントラーメン「ママー」の製造元、タイプレジデントフーズ(バンカピ区、SET上場)や、同3位「ヤムヤム」を手掛けるワンタイフーズインダストリー(ミンブリ区)も被災地への供給に追われています。


 日本レストラン向けの調味料を製造している日系メーカー、アサンサービスではナワナコン工業団地内の工場(パトゥムタニ県クロンルアン郡)が被災、醤油や味噌などの供給を再開できる見通しが立たないとのことです。しかし同社ではベトナムや日本などから輸入している酒類の業務は通常通り行っています。

(映像:「タイの田舎っぺオヤジの報連相」と董事長ふくちゃんの合同取材。編集・田舎っぺオヤジさん)

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