2012年2月25日土曜日

Macならミャンマー語OK!Winは「8」から

これまで、パソコンでミャンマー語を出すには相当な苦労を伴いました。タン・シュエ軍事独裁当局への経済制裁の絡みで欧米企業とミャンマーとの直接取引ができず、Windowsの製造元のマイクロソフト(アメリカ・ワシントン州レドモンド市)、MacOSを作っているアップル(カリフォルニア州クパチーノ市)ともに公式サポートを行うことができなかったためです。現地人が開発したミャンマー語フォントをインストールする手もありましたが、コード体系が複数あり特定のフォントを入れないと表示できないホームページが多数みられました。

しかし、テイン・セイン改革政権下で西側諸国とミャンマーとの取引が徐々に緩和されるようになり、アップルでは昨年10月に発売した「MacOSX LION」でミャンマー語の出入力に対応しました。マイクロソフトも、今年11月に発売される予定の次期OS「Windows8」で初めて、ミャンマー語を公式にサポートする予定になっています。ですが、現行のWindows7やVista、XPが入ったノートパソコンを持っている人は、ミャンマー語のホームページやメールを見るのに専用のフォントが必要です。

Windows用ミャンマー語フォントのデファクトスタンダードとなっているのが、「Myammar3」(ミャンマー3)。Unicode5.1に完全準拠したミャンマー語フォントとして、ミャンマー向けにホームページでの情報提供を行っている国際報道機関からも推奨されているといいます。これをインターネットからダウンロードすれば、Windows7でミャンマー語のHPを見ることができます。
ミャンマー3を配布しているミャンマーユニコード&NLPリサーチセンターのHPに、フォントとIMEがセットになったZIPファイルが置いてあります。これをダウンロードして、インストールします。フォントだけが必要なら、Google Codeから落としてくることもできます。どちらもダウンロードしたフォントのインストールは普通のフォントと一緒で簡単。システムの再起動もすることなく、ミャンマー語を読める環境が整えられます。