2012年5月26日土曜日

バンコク~札幌初の直行便就航決定

 タイ国際航空(TG)は、10月28日からの冬スケジュールでバンコク・スワンナプーム空港と札幌・新千歳空港(北海道千歳市)を結ぶ直行便を就航すると正式に発表しました。当初週3便でスタートするものの、会社側では早期に毎日1便運航へ増便することを期待しています。

《バンコク発10月30日、新千歳発10月31日から有効》
TG671 CTS1045~BKK1615 水・金・日運航
TG670 BKK2345~CTS0800+1 火・木・土運航

(機材はエアバス333 ロイヤルシルククラス=ビジネスクラス42席、エコノミークラス263席)

これまでバンコクから札幌へは、成田や羽田で国内線に乗り継ぐか、チャイナエアライン(CI)なら台北・桃園空港、中国東方航空(MU)で上海・浦東空港、ないしはキャセイパシフィック(CX)の香港・チェクラコプ空港など、大中華圏内のハブ都市を経由する必要がありました。
TGの日本国内就航都市は、東京、名古屋、大阪、福岡の4大都市に続いて5番目。以前からチャーター便が繰り返し運航され定期便就航に向けた機運が高められてきましたが、この冬スケジュールでTHAIにとって待望の機材となるエアバス380の納機が決定。エアバス333やB772ERといったワイドボディ機材に余裕ができるため本決まりとなったものです。

観光スポーツ省観光庁(TAT)東京事務所が地元のラジオ局FMノースウェーブ(札幌市)で長年提供している番組サバーイ・サバーイ・タイランドの効果が大きく、北海道からタイへの旅行人気は年々伸びています。逆にタイ人の「雪を見たい」観光の需要もこれからますます伸びるとTG東日本地区営業部(東京都千代田区)は判断。Peach(MM)やジェットスタージャパン(GK)、エアアジアジャパン(JW)などLCCと組み合わせたり、列車で青函トンネルを経由し青森からは東北新幹線「はやぶさ」に乗るなど列島縦断型の観光もできるとしています。
逆に、北海道民にはTGのネットワークをフル活用し、バンコク経由でグローバル世界をより身近に感じてほしいと期待を表明しました。その第1弾プロモーションとして、TGでは11・12月中の日本出発かつ21日前までの予約を条件にヤンゴン、ハノイなどASEAN域内6都市への乗り継ぎが実質燃油サーチャージのみとなる、賞味運賃35,000円の就航記念運賃「TGスーパーディール」を設定することにしました。燃油サーチャージを含めた総支払額はバンコク単純往復の場合で54,000円、乗り継いでヤンゴンまで62,000円。6月1日から発売される予定です。