2012年7月27日金曜日

Peach国際線3都市目は激戦区台北!!

Peach(MM=APJ、大阪府泉佐野市)は10月から、関空~台北桃園線に就航すると正式に発表、航空券の販売を開始しました。当初9月末からの就航が予定されていましたが、追加機材となる5機目のエアバス320の到着を待つため2週間延期されました。12月からは毎日2便に増強。桃園空港で、ジェットスターやScoot(TZ)など、他のLCCに乗り継ぐこともできます。

《10月16日から有効》
MM021 KIX0700~TPE0855 DAILY
MM022 TPE0935~KIX1315 DAILY
《12月15日から有効》
MM027 KIX1545~TPE1800 DAILY
MM028 TPE1835~KIX2200 DAILY

(機材はエアバス320 エコノミークラスのみ180席)

関空~台北線にはジェットスターアジアエアウェイズ(3K)が既に毎日2便を飛ばしており、既存本格キャリアでもチャイナエアライン(CI)が今年3月から週17便に増強(前記事「チャイナエアライン、大阪線増便」参照)、復興航空(GE、台湾国籍)も6月から毎日1便を飛ばすなど激戦が繰り広げられています。Peachが予定通り12月から毎日2便体制になれば、関空を朝出ると台湾に10時間近く滞在することができ、大阪に本社のある企業が台湾西海岸にあるEMS(電子機器等の製造部門を請け負う専門メーカー)に日帰り出張者を派遣できるようになります。
今年3月には液晶関連技術で知られる電機メーカー大手のシャープ(大阪市、東証1部上場)が世界最大手のEMSであるフォックスコン(正式社名:鴻海精密工業 新北市、台湾証取上場)と資本提携。両社の交流が強化されれば、大阪と台北を往復するビジネス客の移動にPeach便が使われる機会もますます増えると判断した模様です。

Peachでは国際線のチェックイン締め切り時間を50分前と規定しているため、関空発のMM021便に乗ろうとすると午前6時10分までのチェックインが必要な計算。そうなると、梅田・新阪急ホテルを早朝5時5分に出る始発の関西空港行きリムジンバスに乗っても、チェックイン締め切りまで15分しかありません。片道7,080円の最安値が提示されているとはいえ、大阪市内からはマイカーで乗り付けるか、前夜に泉佐野市内で前泊を探す必要があります。

南海バス空港営業所(大阪府泉佐野市)は、市内から早朝に関空入りする搭乗客を想定した空港アクセスバスを運行しています。JR阪和線日根野駅を午前4時30分に出るバスは、南海電車の泉佐野駅とりんくうタウン駅に立ち寄り、午前5時5分に関空4階出発ロビーに到着。Peachの国際線は10月27日まで他の大手と同じターミナルビルを使用するので、余裕を持ってチェックインできます。28日以降は第1ターミナルから約2km離れたLCC専用の第2ターミナルに移動します。
泉佐野駅から運賃650円、日根野駅からは800円。