2013年1月21日月曜日

大韓航空の成田~仁川線が毎日5便に増強!!

大韓航空(KE)は3月31日からの夏スケジュールで、主力路線の一つである成田~仁川線を毎日4往復からさらに1往復増やして1日5往復とします。増便分は成田をこれまでより30分早く出発し、成田を朝一番に出るソウル方面へのフライトが充実します。

《3月31日から有効》
KE708 NRT0855~ICN1125 DAILY
KE707 ICN1705~NRT1930 DAILY ※水・木・土は30分遅れ

(機材はB738 プレステージクラス=ビジネスクラス12席、エコノミークラス126席)

大韓航空の成田~仁川線ではこれまでも、成田を朝9時25分に出発するKE706便があり、韓国昼着を目指すビジネス客や仁川から先への乗り継ぎ客をほぼ同時刻に出るアシアナ航空(OZ)の始発便と争ってきました。成田発午前中はエアアジアジャパン(JW)やイースター航空(ZE)など格安航空会社(LCC)が飛んでおらず、日本航空(JL)とANA(NH)の日本大手2社もよりビジネスに特化した羽田~金浦線へシフトしているため、大韓・アシアナの韓国大手2社にとって確実なシェアが見込める時間帯を伸ばしていきたいのは自明の流れと言えます。

仁川からも夕方の成田経由アメリカ線を補完する役割があります。KE001便はこの夏スケジュールで最終目的地をロサンゼルスからホノルルに変更、時間も昼から夕方発に変わりますが、この影響で欧州やアジア各都市から午後の時間帯に仁川空港に到着する成田止まりのお客様がKE001便やその後のKE705便に集中し捌けなくなる恐れが一部で指摘されています。この混雑を緩和するのが会社側の狙いとみられ、KE001便の直前に成田止まりの便を出して乗客を分散させ、日韓間の需要を吸収するのではないかと予想します。