2013年6月7日金曜日

バンコク~パタヤ間もロットゥーの時代へ!

この数年で、バンコク首都圏に限らずタイ各地を発着する都市間バスが従来の大型バスから小型のワンボックスカー(ロットゥー)に切り替えられるケースが多く見受けられるようになりました。タイ全国を通じて最も外国人の利用が多いとされる[48]バンコク~パタヤ(チョンブリ県バンラムン郡)線では、東バスターミナルと北バスターミナルへの大型バスの独壇場だったのが一変、戦勝記念塔急行ターミナル発着のロットゥーが主力の地位を奪う勢いを見せています。

(画像1:1等特急バスもまだ健在だが立場が脅かされつつある)

数年前に、パタヤ市中部のパタヤクラン通りから戦勝記念塔へ向かうロットゥーが1人片道120Bt.で運行を始めると、すぐに市内南部のサウスパタヤ通りからも片道100Bt.というロットゥーが登場。これを見かねた大型バス運行会社「ルンルアンコーチ」(バンコク首都圏バンナー区)は、バスの運行を継続しながらも自社でロットゥーにも参戦することを決めました。

(画像2:「戦勝記念塔まで97Bt.」。ロットゥーは安さが売り)

パタヤでは、サウスロードとセカンドロードがぶつかる交差点のそばという、絶好の場所を発着場に確保。連日連夜多くの観光客を集めるパタヤ最大の歓楽街、ウォーキングストリートへ徒歩3分という利便と、大型バスに比べ2割も安い片道97Bt.の運賃で需要喚起に成功しました。これは、車内にトイレのない2等特急バスの運賃ベースを会社側が採用したのが理由とみられます。

朝6時前の始発便から、夜8時過ぎの最終まで、満員でパタヤを出発する便が多くなっています。

(画像3:14人乗りのトヨタハイエースコミューターが使われる。2等扱いなのが安さの秘訣)