2013年7月4日木曜日

羽田空港~横浜駅間バス増便もまだ改善の余地あり

羽田京急バス(東京都大田区)は7月10日(水)から、主力の空港バス「羽田空港~横浜駅線」を増便、早朝深夜を中心に輸送改善を行います。

従来、羽田空港発の最終バスは国際線23時30分発で、その後に運賃2倍の深夜バスが国際線始発で2本設定されていますが、最終バスと深夜バスの間に1本増発します。羽田空港国際線23時40分発で国内線を経由し、横浜駅改札口前0時24分着。

このバスを使えば、クアラルンプールからのAirAsiaX(D7)522便で到着後に入国審査が手こずっても、午前0時発の深夜バスまで待たされるリスクを減らすことができそうです。

しかし、6月3日(月)から運航を始めたエミレーツ航空(EK)312便に接続するであろう羽田国際線午前1時発のバスは今回、設定が見送られました。エミレーツ航空では、ファーストクラスとビジネスクラスの乗客には無料ハイヤーサービスを用意しており、横浜市内も全域が対象となっていますが、エコノミークラスの搭乗者にはこれがありません。ということは、便が追い風に乗って早着し、午前0時30分発の深夜バスに運よく間に合うということでもなければ、EK312便のエコノミークラスに乗ったお客様は空港から出る手段がタクシー以外事実上ない状況に変わりはありません。さらに今後、カタール航空(QR)が就航してくれば、深夜0時以降に羽田に到着する国際線客は倍増することも見込まれます。羽田京急バスには、羽田国際線を午前1時台に発車する深夜バスを早急に設定することが望まれます。

逆に、早朝は長年5時15分で固定されていたYCAT(横浜シティエアターミナル、横浜スカイビル3階)からの始発バスを繰り上げ、新たに5時丁度発を設定します。