2013年8月22日木曜日

AirAsiaX大阪線毎日運航へ!ただし乗継客は要注意

AirAsiaX(D7、マレーシア国籍)のアズラン・オスマンラニCEOは21日、来日中の大阪市内で記者会見し11月から関空~クアラルンプール線を毎日1便に増便すると述べました。ただし、日によって時間帯が異なり最終目的地によっては希望通りの乗り継ぎが組めない可能性もあり得ますので、注意が必要です。

《運航継続中》
D7532 KUL1500~KIX2225 月・土曜運航
D7535 KIX2335~KUL0535+1 月・土曜運航

《11月25日から有効》
D7536 KUL0815~KIX1540 火・日曜運航
D7537 KIX1655~KUL2255 火・日曜運航

《11月28日から有効》 
D7532 KUL0100~KIX0825 水・木・金運航
D7533 KIX1100~KUL1700 水・木・金運航

(機材はエアバス333 プレミアムシート=ビジネスクラス12席、レギュラーシート=エコノミークラス365席)
オスマンラニCEOは、昨年1月に欧州2路線の撤退を発表した際、

「今後はAirAsia(AK)のエアバス320が直行できない東北アジアの都市を攻める」

と述べており、その方針に合わせた決定だといえます(前記事「AirAsiaX、欧州から撤退へ」参照)

《火曜日と日曜日の便は乗り継ぎ出来ない》
12月1日から運航する予定のD7536・537便は、クアラルンプールを朝出て関空に夕方到着し、そのまま折り返してKL深夜着のスケジュールが組まれます。このスケジュールでは、往復共にクアラルンプールで同日乗り継ぎができる都市がありません。バンコクはもちろん、ジャカルタですらも不可能です。Traveler's Supportasiaでは、同じマレーシアのコタキナバルから香港経由でPeach(MM)に乗り換えて関空という案を出しましたが(前記事「Peach香港線をバックパッカーの帰国に活用する」参照)、これもスケジュール次第で引き続き効果を発揮するという訳です。

《関空の焦点都市化にも道が》
一方、共同通信はオスマンラニCEOが

「日本がオープンスカイを結んだ国に対しては関空・中部セントレアといった24時間空港への無制限乗り入れが認められる。当社の拠点があるマレーシアだけでなく、AirAsiaグループのハブがあるタイやインドネシアも日本との間でオープンスカイ協定を結んでいる。この政策上の利点を活用して、マレーシア以外からの関空便や、KLと東京・大阪以外の日本主要都市を結ぶ便も展開したい」

と語ったと報じました。具体的には、バンコク・ドンムアン空港やジャカルタ、デンパサールなどからの関空や、KLIA発着では中部セントレア、福岡、新千歳が候補に挙がっており、早ければ2014年の第1四半期にも実現したいとしています。