2013年8月29日木曜日

初のバンコク~ネピドー直行便就航へ

バンコクエアウェイズ(PG=BKP、チャトチャック区)は9月30日(月)から、ヤンゴンに代わるミャンマーの新たな首都ネピドーへの直行便を就航させると発表しました。ネピドー空港では全体を通じても初の国際線便として、テインセイン改革政権との折衝にあたる外交・企業関係者の貴重な足になりそうです。

《9月30日から有効》
PG721 BKK1700~NYT1900 月・水・金曜運航
PG722 NYT1930~BKK2230 月・水・金曜運航

(機材はATR72-500 エコノミークラスのみ70席)


タンシュエ軍事独裁当局時代の2005年、ネピドーへの遷都が行われました。しかし、ヤンゴンから北へ300km以上、マンダレーからも南に約400km離れた辺鄙な場所にもかかわらず、空港は当初ろくな物がありませんでした。中国の支援でようやく開港にこぎつけたのが2011年の終わり。それ以来、ミャンマー航空(UB)や近くANAグループ入りするアジアンウィングス航空(YJ)など、ヤンゴン・マンダレーなどを結ぶ国内線のみが就航しています。定期便と言っていながら予約が少ないことを理由に当日ドタキャンとなることも多いなど、事実上の不定期運航と化している会社もあります。

このため、政府関係者との交渉でネピドーを訪れる外国人ビジネスマンは一旦ヤンゴンに入った後、国内線に乗り換えなければなりません。スケジュールが詰まっていると、現地の代理店に手配を頼むなどして相当の手間がかかります。ネピドーへの国際線は、もっと早い時期に就航してもおかしくなかったといえます。

バンコク~ネピドー間では、タイエアアジア(FD)もこの冬スケジュールからの就航を予定していますが、タイエアアジアはドンムアン空港発着のため、スワンナプーム空港発着のPG便の方が日本や欧米といった長距離国際線への乗継には便利です。日本では、成田空港からのタイ国際航空(TG)、ANA(NH)便で往復共に同日乗継ができます。