2013年11月17日日曜日

ジェットアジア成田線「HISから離れて」運航開始

ジェットアジアエアウェイズ(JF=JAA、パトゥムワン区)は、11月からバンコク(スワンナプーム)~成田間の定期チャーター便を自社企画で運航することになりました。同社はエイチ・アイ・エス(東京都新宿区、東証1部上場)の企画によるチャーター便を今年8月まで運航していましたが、タイ人の日本へのビザなし渡航が解禁され、H.I.S.グループ以外の地元旅行代理店が造成するツアー需要も伸びると判断、自社企画便の運航に踏み切ります。

JF988 BKK0045~NRT0915 日・火曜運航
JF989 NRT1400~BKK1830 水・金曜運航

(機材はB762 ビジネスクラス12席、エコノミークラス211席)

H.I.S.企画のチャーター便は、7月からアジアアトランティックエアラインズ(HB=AAA、クロントイ区)に移行する予定でしたが、機材の到着遅れで結局8月19日までジェットアジアが代走運航しました。さらに、AAAの就航後も機材トラブルによってジェットアジアが代走運航する機会がありました。これによりジェットアジアは成田空港での実務経験をより多く積むことができた訳で、自社企画便のスムーズな立案につながったといえます。

当初は日曜日にバンコクを発って水曜日戻りと、火曜日に出発して金曜日戻りという、3泊4日のパッケージツアーに合わせた運航日設定がなされていますが、このスケジュールでは日曜日の復路と金曜日の往路が回送(フェリー)となり非効率です。このため、日本からのパッケージツアー客や個人旅行者も利用できるように、来年1月以降の早い時期に増便を予定していると会社側では説明。毎日運航になれば、成田を午後のいい時間帯に出発するスケジュールでビジネス客の需要も見込まれます。

(画像2:ジェットアジア便利用の日本ツアーを販売する地元旅行代理店の新聞広告) 

《12月20日追加》
東京で編集されている業界専門サイト『トラベルビジョン』は、これまで回送だった月曜日の成田発と金曜日のバンコク発便について、来年1月20日(月)から営業運航に変更すると伝えました。日本側総代理店(GSA)は、トラベルビジョン編集部と同じビルにあり、中小代理店向けの航空券仕入を得意としているギャランツアー(東京都千代田区)が引き受けることに決定。来年中の定期便昇格、毎日1便運航化を目指します。