2013年12月25日水曜日

スクンビット29・クラウンホテルが閉鎖

BTSアソーク駅とプロンポン駅の中間、スクンビット通りのソイ29で30年以上に渡って営業を続けていた『クラウンホテル』(ワッタナ区)が、歴史に終止符を打ちました。

クラウンホテルは、ナンバーホテル(日本のラブホテルに、置屋の要素を加えたものとお考えいただければ早いかもしれません)の雰囲気を残しながらも、外国人の宿泊にも対応できるプールやレストランなどの施設を設けたことで長年旅行者に親しまれてきました。ソイカウボーイなど風俗集積地にも近く、ペイバーしてそのまま時化込むカップルの姿も多く見られ、末期には、ショート(日本のラブホテルと同様の短時間利用)220Bt.、1泊440Bt.スタートという料金を掲げていました。

しかし、同じソイに2011年、最新設備のホテル『マーメイドバンコク』が開業。続けて隣のソイ31に高級ホテル『S31スクンビットホテル』ができると、客足は一気に遠のきます。そして昨年、スクンビット通りの反対側のソイ22、サーイナムプン交差点に『ホリデイインスクンビット』が開業し、来年には1つ手前のソイ27に『ラディソンブループラザ』も開業します。こうして、30年以上改装らしい改装をしてこなかったクラウンホテルはその命運を絶たれることになりました。

今後、ホテルは取り壊されて再開発される予定。バンコクの古き良き時代を今に伝えていたホテルが、静かに姿を消していきます。