2015年4月10日金曜日

スワンナプーム駅に市中レートの両替屋が2軒登場

スワンナプーム空港(サムットプラカン県バンプリ郡)内の外貨両替業務は、開港以来タイ国内の2つの商業銀行による寡占制度が採用されてきました。しかも、この2つの銀行共に市中の両替所や支店のレートに比べ、10%も悪いレートが設定されており、例えば市内が10,000円=3,000Bt.だったと仮定すれば、空港では10,000円=2,700Bt.になってしまいます。

そこで、エアポートリンクを運営するSRTET(ホイクワン区)はAOT(空港公社)の管轄を離れる自社エリアに民間の外貨両替専門会社を導入することにしました。エアポートリンクの駅構内であれば、市中と同一のレートで交換させることができ客に有利と判断したのです。

事業者公募の結果、民間外貨両替最大手の『スーパーリッチ1965』(パトゥムワン区)と、地元のバリュープラスの2社が選ばれ、営業を開始しました。このうちスーパーリッチ1965は、支店用レートと呼ばれる市内の小さなブースと同じレートを採用しており、ラチャダムリの本店と比べると10,000円につき10Bt.から20Bt.前後悪くなっています。しかし、エアポートリンクのラチャプラロップ駅で降りて本店まで歩いて行く手間を考えたら、全然有利なことに変わりはありません。

O-Aビザの取得費用(80万Bt.相当)を持ってきていたり、遊びでそれなりの金額が必要などどうしても気になるなら、電車の運賃とホテルのチェックインに必要な1~2万円程度を駅で両替し、残りはタイバーツ満員御礼両替所さんなどをチェックして最も有利なところに行くのがベストな選択です。2万円両替しただけでも、500Bt.も受け取りが違ってきます