2015年7月24日金曜日

AirAsiaXの成田~KL線、お盆明けに突然運休

AirAsiaX(D7=XAX クアラルンプール、マレーシア証取上場)は、昨年11月に運航を開始したばかりの成田~KLIA線を、日本のお盆明けを持って急遽取りやめると発表しました。

《8月19日の運航をもって取りやめ》
D7528 KUL0015~NRT0845 DAILY
D7529 NRT1000~KUL1700 DAILY

(機材はエアバス333 プレミアムフラットベッド=ビジネスクラス12席、レギュラーシート=エコノミークラス365席)

この路線は、既にある羽田~KLIA線が深夜の出発であることから、昼間の成田発着を設けることで東京2空港へのAirAsiaX便を毎日2便に増強するという狙いで設定されました。

ところが、タイエアアジアX(XJ=TAX)が5月から運航を開始する予定だったバンコク(ドンムアン)~新千歳線が国際民間航空機関(ICAO)のタイに対する重大懸念の影響で就航できなくなりました。AirAsiaXは5月から7月にかけてエアバス3331機をタイに派遣し、ドンムアン~新千歳間をチャーター便扱いで代替運航したものの、7月以降はそれも運航できない状況に追い込まれました。そこで、10月1日(水)からKLIA~新千歳線を開設することになり、機材繰りの関係で成田~KLIA線を運航できる余裕がなくなるため、一時運休することになったのではないかというのがTraveler's Supportasiaの見解です。

しかし、実際に7月までは週4便だったのを8月1日(土)から毎日運航に増強しながら、その月にいきなり運休というのは利用者の立場を考えていないと受け取ることができ、何とも納得がいきません。このため、AirAsiaX自体の経営状態が株主や機関投資家の想定以上に厳しいのではないかといった声も一部から挙がっています。

8月20日以降に成田~KLIA線を予約していた方は、羽田~KLIA線への振り替えか払い戻し対応となります。AirAsiaのホームページから手続きをするか、コールセンターに連絡して指示を仰いでください。

0120-963516(平日8:00~17:00)