2016年4月13日水曜日

ドンムアン空港第2ターミナル再開!なんと牛野家があるぞ

AOT(空港公社 ドンムアン区、SET上場)は、格安航空会社(LCC)の拠点として復活したドンムアン空港の第2旅客ターミナルを9年ぶりに再開しました。発着便数が順調に増えているため、ターミナル1つでは追いつかなくなる可能性があるとしての措置です。

ドンムアン空港は2009年に再開以来、タイエアアジア(FD=AIQ)、ノックエア(DD=NOK)のハブとして両社の成長と共に歩んできました。その後、タイライオンエア(SL=TLM)、タイエアアジアX(XJ=TAX)、Nokscoot(XW=NCT)などが相次いで新規参入し、中国大陸や日本といった東北アジアへの国際線が激増しています。従来は、第1ターミナルだけを使って国内線と国際線の両方を捌いてきましたが、今回第2ターミナルを再開したのは、国内線と国際線を分離するのが最大の狙いです。

再開された第2ターミナルは国内線専用となり、タイエアアジア、ノックエア、タイライオンエアの全国内線が移動。タイスマイル(WE=THA)は、タイ国際航空(TG=THA)の長距離国際線との接続が重視されない路線についてドンムアン発着としており、これも第2ターミナルに移動しています。

第2ターミナル4階にはフードコートが設けられており、マクドナルド、バーガーキングといったファーストフードに混じって、日本料理店もいくつか入居しています。その中で、日本の大手チェーンを真似たと言われながらも在タイ邦人の支持を得つつある『牛野家』(バンラック区)が初めてとなる空港への出店を果たしました。ただし市内店舗に比べて値段がかなり高く設定されています。これは空港内という場所柄出店コストが嵩むため、そうならざるを得ません。

牛丼は市内価格150Bt.に対し、空港店は260Bt.で1.7倍。網焼きトントロ丼は市内130Bt.のところ、260Bt.でちょうど2倍になります。豚丼に至っては、市内100Bt.に対して240Bt.で、実に2.4倍になってしまいます。それでも、タイエアアジアXの成田行きやScoot(TZ=SCO)の関空行きに乗る前に、機内食がないから一杯かきこんでおこうという日本人旅行客に注目されているとのことです。